純正受けル批判

ウンチノミー

【SV S5シングル最終129位(レート2066)】TOD特化ドヒドラキラッシャ受けループ

受けルーパーのポポノタンです。今季も受けループを使ってました。自分の最高順位を大きく更新し、構築結果ともに自分の満足できるものになったので記事にします。

コンセプト

・HPを満タンにしたままサイクルを回し最終ターンにヘイラッシャのまもみがねむるでtodする

・単体では受からない相手は複数体で並びとして対処する

構築経緯

前季の上位で結果を残した受けループの多くが地割れまもみが眠る型のヘイラッシャを軸とした構築だったため、ヘイラッシャを物理受けとする受けループを組むことから考えた。SVではS1からハピナスを使っておりラッキーは使ってこなかったが、眼鏡ドクガを受けるためにはハピナスでは耐久不足であること、todを前提とした構築であるため火力は不要であること、ヘイラッシャは残飯が必須であるためハピナスに残飯を持たせられないことなどからラッキーを特殊受けとして採用した。そしてこの2体による受けを成立させるための駒としてドヒドイデを採用し軸の3体が決まった。残りはキノコの胞子や宿り木を無効にでき、ボルチェンに強く、毒タイプの再生力持ちとしてドヒドの代わりに出せるモロバレル、一撃技を拒絶でき、高火力物理アタッカーを単体で見れるクレベース、キョジオーン対策として強力で、チオンジェン、ガッサ対策をバレルに一任させない隠密マントサーフゴーを採用し構築が完成した。軸の3体の対応範囲を極力広げることと、単に役割対象を受けることができるだけでなく、相手の6体すべてに対応できる選出をそのポケモンで組めるかという点を重視して構築を組んだ。

個体解説

ラッキー

穏やかH4B252D252

自然回復

進化の輝石

卵産み/地球投げ/瞑想/ステロ

悪テラス

 

最強の特殊受け。特化サフゴの〈C+4ゴルラ〉+〈C+3ゴルラ(ラッキーはD+1)〉を耐えるためC+2のサフゴに後出しでき、トリックのケアが楽。眼鏡炎テラドクガも受かるため、ヤドキングママンボウなどのドクガ受けが不要になり選出択の解消に役立った。ステロの枠は途中まで光の壁で使っていたが、鉢巻カイリューの繰り出す回数を減らすためステロに変えた。ボルチェン等で無限にサイクルを回されるのを防いだり、相手を少し削ってtodしやすくするのに役立ったが、悪テラスを切る前にサイコショックの有無を確認できたり、瞑想ショックムンフォ型のカミに悪テラを切って時間稼ぎできるため、光の壁の方が良かったかもしれない。

ヘイラッシャ

図太いH252B220S36

天然

食べ残し

守る/身代わり/地割れ/眠る

フェアリーテラス

 

まもみが眠るですべてを解決するポケモン。アンコ持ちや挑発持ちが多く流石に毎回まもみができたわけではないが、鉢巻飛行テラス以外のカイリューを受けることができ、鉢巻飛行テラスカイリューは後述するドヒドイデでテラスを切れば受けられるため、基本選出で全ての型のカイリューに対応することに成功した。身代わりを使えばテラスを切らなくてもドラテを防げるのも偉い。渦カイリューに対しては身代わりでバインドのダメージを消し、守る以外の技をアンコールされないように立ち回って、守るのppが1になったら交代し、最後に身代わり→守る→眠るでtodできる(ターン数の調整が大変)。今季は身代わり剣舞カイナや身代わりビルドキバが多かったので無限にカモれた。今季の受けループはほぼ全てこの方のラッシャが入っており、同速対決が多発したため、Sをもう少し振った方が良さそう。改めてこのヘイラッシャは受けループにとって革命的だったのだと実感した。負け試合を3割でひっくり返せるのも(ヘイトは集めるが)強い。

ドヒドイデ

腕白H252B252D4

再生力

メンタルハーブ

自己再生/どくどく/毒菱/黒霧

鋼テラス

 

ラキラッシャの受けが成立する状況を作るポケモン。この構築に出てくるパオジアンはほとんど電気テラスなので、ドヒドイデで毒を入れてからラッシャに引き、妖テラ眠るで対応する(特化珠パオジアンの電気テラバは最高乱数以外耐える)。サフゴのトリック受けとして安定し、ドクガの毒菱を安全に回収できる。サフゴが悪巧みしてきたらHPを満タンに保つため黒霧を打たずにラッキーに引く(ラッキーにサフゴへの打点がないため)。途中まで前期同様草テラスで使っていたが、鉢巻飛行テラスカイリューと身代わり瞑想ムンフォショック型のカミに無限に負けたので飛竜妖超を半減できる鋼テラスを採用。テラスを切っていない状態で鉢巻カイリューの飛行テラバに受け出した後、鋼テラスを切りつつどくどくから入れる混乱実をもたせていたときもあったが、挑発ディンルーに最終日に2連で当たったのでメンハに戻した(お決まりのことだがその後は挑発ディンルーに当たらなかった)。ドヒドの鋼テラスがあることでドヒドラキラッシャの選出が大幅にしやすくなり、安定した選出ができた。実際最終日の朝からはほとんどの試合でこの選出をした。

クレベース

腕白H252B252D4

頑丈

厚底ブーツ

ボディプレ/つらら落とし/鉄壁/再生

格闘テラス

 

物理耐久お化け。ドヒド+ラッシャの並びが優秀すぎてあまり出さなかったが、一撃技を拒絶できるのは偉い。ドヒドイデが出せないときのパオジアン受けとして選出した。剣舞聖剣はきついがドヒドラッシャ入りにはまず出てこないのでパオジアン受けとしては安定した。カイリュー入りに対してサフゴを出したいとき、特殊受けのラッキーは確定として、鉢巻と竜舞に両対応できる駒として選出した。

モロバレル

のんきH2532B252D4

再生力

黒いヘドロ

光合成/ヘド爆/地団駄/胞子

毒テラス

 

チオンジェン、ガッサ入りに対して出すポケモン。炎テラスガッサが多くてきつかった。ドヒドイデと違いボルチェンに強い。黒いヘドロと地団駄によってサフゴのトリック受けとして機能するが眼鏡鋼テラゴルラは耐えないのでトリック受けはできればドヒドを出したい。ヘド爆はチオンジェンやバレルミラーで打つ。チオンジェンを毒らせられるとeasy winできる。

サーフゴー

図太いH252B252S4

黄金の体

隠密マント

ゴルラ/シャドボ/悪巧み/再生

飛行テラス

 

キョジオーン対策枠。受けが苦手な搦め手を主体とするポケモンに強い。テラスを切れば本構築内でディンルーに最も安定するポケモンとなる。チオンジェンとガッサに対してもテラスを切ればバレルよりも安定する。呪い無効は強いがキョジオーン入りに対してはこいつの選出がほとんど強要される(一応ヘイラッシャでも塩漬け以外の技に受け出しすれば勝てるが安定しない)のが弱いところ。

結果



 

tnポポノタン 129位(レート2066.511)

tnミア    171位(レート2044.306)

終わりに

極力全対応できる選出を目指して構築を組み前季よりも完成度の高い構築を組むことができた。最終日は日付が変わったあたりから潜り始め、早朝からは無敗で勝ち続けることができたのでもっと時間があれば2桁も狙いたかった。ただ最終日の上位帯で緊張感のある戦いができたので満足のいくシーズンとなった。次は最終2桁を目指して頑張ります。